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『パリ、甘いもんクラブ:3 La Patisserie des Reves』

3番目のパティスリー「La Patisserie des Reves (Rue du Bac)」、子どもを意識したような店作り&ケーキ箱などなど。パリの有名店だがお初の買い物となった。
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ここも日本進出済みだが、梅田阪急店や京都高台寺店はすでに撤退。日本でパリと同じ菓子類の質を維持することは大変難しいと思われる。まずは材料、粉・砂糖はともかくバターや生クリームなどの乳製品に加え新鮮な卵をフランスから持ってこないといけないが、一番の問題は”職人”ではないだろうか? 

日本に進出してきたフランスのブランジュリーにありがちな問題だが、オープンののち数ヶ月か半年あたりで本国の職人が帰国してしまい、指導した日本人の職人の腕が未熟でガクッと味が落ちてしまうことは珍しくない。それが製菓でも同じことではないだろうか?
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さて、まず求めたのは「 Grand Cru Vanille」というケーキ。
京都には「Grains de Vanille」というバニラの種という名前のパティスリーがあるが、ちょっと名前が似ている・・これはとても濃厚な味わいのケーキで、緑の部分の素材が皆目見当がつかないという不思議な一品だった。それにしてもこのケーキ「8.40ユーロ」、日本円でほぼ1,000円だ。
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Paris Brest/7,20ユーロ

Paris Brestとは、1891年に自転車レースパリ・ブレスト・パリの開催を記念して考案された自転車の車輪の形をした菓子として知られている。(wikiより
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La Patisserie des Revesの店員さんに「一番のオススメは?」と尋ねたら、これを勧められた。シュークリームのデカ番で、中のプラリネクリームがすっごく美味しい。これはお一人様用で、数人で食べる直径20cmくらいのもある。その場合、このタイプだとナイフで切らなくてもスッと手で切り離せて便利だ。
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madameは買い物客が注文するのを横で見ていて参考にすることがよくある。うっすら見えているリュックに半ズボンの兄ちゃん、入ってくるなり「マドレーヌ」を注文。その後何度かこの店を通過するたびに見ていると夕方にはマドレーヌの棚がカラになっていた。ふむ、美味しいのかも?
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ということで買ってみた。写真では分かりにくが、すっごくデカいの、これ! 通常の3倍くらいはある。普通のマドレーヌが 2.40ユーロ、チョコレートマドレーヌが 2.70ユーロ、2015年のエリックカイザーのが 0.6ユーロだから、ここのは4倍もする。お味のほうは確かに濃厚で美味しいがお値段は高めだと思う。
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by madame100g | 2017-08-03 09:08 | パンと菓子